製品
アルミニウム棒/アルミニウムロッド
アルミ棒の応用
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概要
様々な合金成分により、アルミニウム棒は8つのシリーズに分類されます。
一般的に各シリーズは3つの桁があり、各桁は数字や文字からなり、2桁目は制御された不純物数、3桁目4桁目は、その合金の純アルミニウムの添加最低量につぃて、%の少数点2桁を示しています。
1xxx シリーズ:純アルミニウム(Al)
2xxxシリーズ:アルミニウム銅合金のアルミニウム棒(Al-Cu)
3xxxシリーズ:アルミニウムマンガン合金アルミニウム棒(Al-Mn)
4xxxシリーズ:アルミニウムケイ素合金アルミニウム棒(Al-Si)
5xxxシリーズ:アルミニウムマグネシウム合金アルミニウム棒(Al-Mg)
6xxxシリーズ:アルミニウムマグネシウムケイ素合金アルミニウム棒(Al-Mg-Si)S
7xxxシリーズ:アルミニウム亜鉛合金アルミニウム棒(Al-Zn-Mg-(Cu))
8xxxシリーズ:アルミニウムとその他の成分による合金
用途
アルミニウム棒は外見により、円形アルミニウム棒、四角アルミニウム棒、六角アルミニウム棒、台形アルミニウム棒などに分類されます。
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アルミニウム棒内の金属成分により、アルミニウム棒は8つの分類に分けられます。
1. 1000シリーズアルミニウムは、1050,100,1100シリーズがあります。全ての1000シリーズはアルミニウムの含有量が最大となります。純度は99.00%以上となります。その他の成分を含まないことから、製品加工は大変シンプルです。価格は抑えられ、従来の産業において最も利用されるシリーズとなっています。市場においては、1050、1060が売れ筋です。1000シリーズアルミニウム棒は、下二桁の数字によって最低のアルミニウム含量を示しています。例えば1050の場合には、50がそれにあたります。国際的な記号名称原則に則り、アルミニウム成分は99.5%以上であり、品質保証されていることを意味します。
2. 2000シリーズアルミニウム棒は、2A16(LY16),2A02(LY6)などに代表されます。2000シリーズアルミニウム棒は、高い強度が特徴です。含まれる銅成分は約3〜5%になります。2000シリーズアルミニウム棒は、宇宙産業用アルミニウムで、従来の産業には一般的ではありません。この合金は、熱処理され、高い強度、優れた柔軟性、被削性、十分な耐食性を有します。熱処理された(T3, T4, T351)後の2024アルミニウム棒は、機械特性が飛躍的に向上し、T3の特性は、張力470MPa、0.2%屈折強度325 MPa、延伸性10%、疲労強度105 MPa、強度120HBとなります。2024の主な用途は、航空機構造、リベット、トラックハブ、プロペラ用部品、その他多くの構造用部品などです。
3. 3000シリーズアルミニウムの代表は主に3003と3A213です。3000シリーズアルミニウムの主な成分はマグネシウムであり、1.0〜1.5%含まれます。このシリーズは防錆に優れているのが特徴です。
4. 4000シリーズアルミニウム棒の代表は4A01で、ケイ素成分が含まれているのが特徴です。一般的にケイ素成分は、4.5〜6.0%含まれ、建築部材、機械部品、鍛造原料、溶接原料に利用され、融点が低く、耐食性に優れています。
また耐熱性と耐摩耗性にも優れています。
5. 5000シリーズアルミニウムの代表は、5052m 5005, 5083, 5A05です。5000シリーズは一般的な合金アルミニウム棒シリーズで、主な合金成分はマグネシウムであり3〜5%含まれ、アルミニウム-マグネシウム合金とも呼ばれています。低比重、高い張力、大きな延伸性が特徴です。同じ面積の場合、このアルミニウム-マグネシウム合金の重さは、その他のシリーズよりも軽くなります。これは、従来の産業に多く利用されています。5000シリーズアルミニウム棒は、製品としてより成熟度の高いアルミニウム棒です。
6. 6000シリーズアルミニウム棒の代表は6061,6063となり、主な成分はマグネシウムとケイ素です。これは4000シリーズと5000シリーズの優位点を兼ね備えています。6061は冷間処理アルミニウム鍛造製品で、高い耐食性と耐酸化へのニーズに対応しており、また加工性にすぐれ、メッキも容易に行えます。
7. 7000シリーズアルミニウム棒は7075が主力製品です。主な合金成分は亜鉛で、宇宙産業用に属します。アルミニウムマグネシウム亜鉛銅合金は、熱処理合金、硬度が高いアルミニウム合金で、優れた耐摩耗性を有しています。
8. 8000シリーズアルミニウム棒は8011が主力製品です。主な用途はアルミニウム箔で、アルミニウム棒としてはあまり利用されません。